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今年最後のご挨拶。

早いもので、2017年も残すところ、あと2日。

日本では、クリスマスが終わり、街やお店の飾り付けは一斉に新年を迎える準備へと、様変わりしたことでしょう。

 

お歳暮や年賀状で、12月は配送関係のお仕事が、かなりの負担になっていると、ニュースで見ました。

人手が足りなく、配送の遅れも出ているとのこと。みなさんの周辺では、いかがでしょうか?

ちなみにオーストラリア国内の運送業では、政府が運営する Australia Post が最もメジャーだと思います。日本で言えば『日本郵便』みたいな感じでしょうか。

日本国内では、通販なども「翌日に届く」のが標準のようになっていますよね。

でもこちらでは、オーストラリア国内であっても、パース圏内であっても、最速で2日(営業日)のようです。Expressというオプションを指定しても、翌日配達が可能なエリアは限られています。

そうは言っても、実感として、もし発送から2日で届いたら、

「早い!Australia Post よくがんばった!えらい!!」

という気持ちになります。なぜなら、配達が遅れるのは当たり前、だから(笑)。

また、郵便物が途中で紛失することも、そう珍しくはありません。これは確かに「『仕事』としてどーなの???」と思っちゃいますが……。ここでは細かく書きませんが、私自身や家族も、いくつかの予期せぬトラブルを経験しました。そんなわけで、きちんと、しかも指定の日数以内に届けば、「よかった!ラッキー!」という気持ちになります。

 

また、日本には「不在配達」というシステムがあり、荷物配達時に人が家にいない場合は、一度は再配達してくれますよね。しかし、この「再配達」が、配達スタッフにとって大きな負担になっている、という話を聞いたことがあります。

しかしこちらでは、不在配達という制度がありません。配達に来た時に受け取れなかった場合、配達スタッフがメモを残していくので、後ほどそのメモに従い、指定の場所に受け取りにいかなければなりません。

そのため、普段自宅にいない人で、頻繁に郵便物を受け取る人は、PO box というのを借りられます(有料)。これは、郵便局にカギ付きのボックスを借りて、自分あての配送物はそこに保管してもらえます。カギを使って、24時間開閉可能です。

 

……まあそんなわけで、日本の物流と言うのは、ずいぶん便利だし頼りになる!と思う反面、働く人々の過重労働が表面化してきているのを知ると、複雑な気持ちになります。

日本は、本当に物流が整っているな~、と、オーストラリアに住んでみると感心します。

このような「絶対に決まった日に郵便が届く」というシステムだからこそ、「年賀状」と言う習慣が可能なのかもしれませんね。

しかし、物が配達されるということは、それを運ぶ人達がいる、ということ。

年賀状が届くのだって、新年を自宅で迎えるかわりに配達をしている人がいるからだ、と言えます。

オーストラリアの郵便は、確かに不便に思う事もありますが、我々利用者の期待値が(日本と比べて)低いかわりに、働く人に無理を押し付けることも少なくて済んでいるのかな……なんて思ったりします。

すべての方が、一年の疲れをいやし、リラックスして新年を迎えられたらいいな、と思います。

 

さて、当店の予定ですが、年末年始は12月30日~1月2日までお休みです。

また、来月は、1月9日~18日まで臨時休業します。

今年は短い間でしたが、当店をご利用いただいた方、SNSで拡散してくださった方、たいへんありがとうございました!

来年もどうぞよろしくお願いします。

皆さまそれぞれに、すばらしい2018年をお迎えください。

Chieko Natori on Twitter
Chieko Natori
2013年より西オーストラリア・パース在住。夫・10代の娘・小学生の息子と4人暮らし(純日本人家族)。2017年オーストラリアの永住権取得。

趣味は、料理、ガーデニング、DIY、キャンプなど。ハーブを使った料理が好きですが、子ども達は食べてくれません(>_<)